歴史の話が続きます。
今年は日本で最初の流通貨幣「和同開珎」が発行されて
から1300年目。純度の高い銅が武蔵国秩父から発見さ
れたことを受けての発行だったようですね。708年と言え
ば藤原京の時代。奈良の平城京遷都の二年前。その
予算を作るためとも言われている貨幣の発行。それを
指揮したのは女帝の元明天皇。
天武・持統天皇の時代が終わり飛鳥から奈良に都が
動く通過点。
黄文が書いたと言われる高松塚・キトラ古墳が出来た頃。
世界の歴史でも女帝がこれほど続いて国を治めるという
ことはとても珍しいこと。
アマテラスから続く母系世界の文化だからこそ成り立つ
常識だったのでしょうか。世界有数の都、平城京を作り
上げた時代、元明、元正天皇という親子の女帝は、どの
ような目線で国を治めたのかと思うとワクワクしますね。