今日は故あって東京にいます。
やるべき事を終え、フト書棚にあった少しばかり読みかけの本書を手にすると、吸い込まれるように一気に読んでしまいました。
松下幸之助氏の著作は10代の頃から読んでいましたが、なぜ、飯田先生が松下幸之助氏のことを題材にするんだろうと疑問に思っていたのですが、読んでみてビックリ(@_@。
そのどれにも劣らず飯田先生による注釈本のような存在の本書は、松下氏が直接飯田先生の枕元に立ち、執筆を願われたという、とてつもないものです。
結果、その日から二ヶ月で松下幸之助発言集45巻を読み込み、その原典に基づいて本書を執筆されるということは、驚異的なことだと思います。
脱稿が2008年10月、初版が2008年12月3日、夢枕に立ったのは8月20日。なぜ、この時期にこの本が著されたのか。時期は、日本経済ツルベ落としのど真ん中。飯田先生をして、松下幸之助氏が皆にもう一度原点を見つめよと言われているような内容でした。
いま方向性を見失ってしまったり、勇気を失っている人たちにはぜひ読んでもらいたい書ですね。
昨日三月二十五日をもって飯田史彦先生は福島大学の公式行事の参加は終了し、退官されます。
今後の活躍をご期待申し上げます。