岡本太郎

2006/03/15 22:37:49

テーマ:ブログ

Cimg3023 銀座に来ている。私は銀座に行くときは山手線で有楽町で降りて歩いていくのだが、数寄屋橋の交差点の信号を渡ったところに公園がある。いつも前を通りながら気になっていたのだが、そこに岡本太郎先生のオブジェがあるのだ。大阪万博と、ビール会社の屋上にあるものをくっつけたような感じなのだが、それがなんとも見ていて飽きない。

岡本先生には私の周りでよく合う人が多かったのだが、青山墓地にいたときも、沖縄竹富島にいたときも、出逢った誰もが異口同音に彼の独特の目とポーズが印象的だったという。左手を上げてカッとしているポーズは、この像もその雰囲気を醸し出している様に思う。芸術は爆発だ!と仰った言葉がまだ耳元に残る。

彼の作品を見ていると本当に人は生まれ変わってくるんだなあということが直感的にわかる。その芸術の根底にある縄文の息吹が3000年の時間を超えて現代によみがえり、見るものをまたその当時の頃に引っ張り込んでくれる。心の奥にある躍動感を思い出させてくれるのだ。

そう思ってもう一度この作品を見ていたら、岡本太郎記念館にちゃんと収蔵してあって「若い時計台」という。製作は1966年と私の生まれた年である。いやいや、またまた当たりました(^-^)v