頭山満 先生 生誕150周年祭

2005/12/31 12:14:35

テーマ:ブログ

Cimg28231 突然ですが、頭山満先生生誕150周年祭の発起人を承りました。頭山先生とは知る人ぞ知る明治・大正・昭和を生き抜いた、とてつもない方。先生については誤解されてしまう場合も多いので詳しくは語りませんが、私の曽祖父が大変お世話になり、当時東京では数少ない製氷工場が経営できたのも先生のご縁と聞いています。今は壊してしまいましたが旧家には先生の書かれた書があちこちにありました。その当時我家は今の六本木交差点を少し下ったところにあり、よく先生が遊びにこられ、揮毫下さったとのこと。

知らないということは本当に怖いこと。私の父親は当時のことを子供心には覚えていたようですが、先生の政治的背景や影響力などは露知らず、家にあった書画なども埃にまみれていました。私たちも当然その書画に対しての教えがあろうはずもありません。幼稚園の頃、当時広間に飾ってあった額、『晴れよし雨もまたよし 立雲』と書かれたものでしたが、私のビー玉投げの的になっておりました(本当にごめんなさい<m(__)m>。私が中学生のある時、出入りの工務店の社長が「この額、ボロボロだからくれないか?」とおっしゃるので父親はホイホイとあげてしまったのです。その頃の私はその意味がなかなか理解できず、「ふーん、あんなボロボロになった額を何で欲しがるんだろう?」とぐらいにしか思いませんでした。今思えば、彼はそれをわかって貰いに来たんでしょうね。今、残っている書は数枚になってしまいました。

00001

実は『満月斎』の『満』は私の本名であり、すなわち先生から御名を頂いているのです。

2006年2月17日明治記念館で執り行われるそうです。お祝い申し上げます。