飯田史彦著「ソウルメイト」

2006/01/04 1:23:33

テーマ:ブログ

Iida01 飯田史彦先生「ソウルメイト」を一気に読んでしまいました。先生は昨年末の12/28に脳内出血を起こし緊急入院されているとの事。幸い、優秀な脳外科の先生の緊急手術によって意識は取り戻されたようで、安堵しました。お大事にされてください。

-以下は私の読書メモ-

人間の本質は肉体を超えた意識体である。その意識体がつながっている相手のことを「ソウルメイト」という。それは夫婦だけではなく親・兄弟・友人・知人・・・ライバルや敵さえもそうである。その根源は宇宙であり、宇宙そのものが意識体である。

はじめに宇宙という名の意識が存在し、それが物質を創造した。精神宇宙が先にあり、それが創造したものが物質宇宙である。すなわち、意味が現象に優先し、意識は常に成長を志向し続ける。物質社会とは成長を志向する意識体が創造した学びの場。なぜそれがあるのかという理由はない。なぜなら、宇宙そのものが「成長を志向する意識体」だから。精神宇宙は無限界の存在であり、満足点がない。その根本は無限の愛を実践するということ。物質社会とは自らの愛を確かめ、試練を与えられて研鑽する場所。地球は宇宙に存在する意識体たちの学校全体の一部。本来は意識体という存在自体、多面的多元的である。

今生の人生とは自分という意識が効率よく学びを積むために計画した試練や喜びの組み合わせ。すなわち問題集を自分で設計し自分という肉体を選んだもの。人生で起こる問題はすべて自分で自分に与えた試練。人間として生まれた目的は意識体だけでは経験できない人間関係や健康、死、について学ぶことである。財物はその派生。

自分の発した言葉や意識は必ず自分に返ってくる。自分に返して欲しいものだけを出すこと。人間関係の中で損得勘定は持つべきではない。完全に放棄すべきである。「このヒトから何ももらわないでかまわない。あげるだけあげる。」それが自分のため。

ソウルメイトの存在理由はお互いに「試練」と「喜び」を与え合うことで人間としての「学び」の材料となる二つの価値創造行為をするため。「試練」とは挑戦である。それを通じて成長する。「喜び」とは幸せな感情を喚起することで、試練に立ち向かうエネルギーを充填させる体験。期待以上の幸せ感が希望につながる。

仕事を取り巻く関係性の中では誰が上司や同僚部下となろうともあまり重要な要素ではない。大切なことは自分自身がその仲間とのコミュニケーションを通じて何を学ぶことができるかということ。仕事とは、資金、労力、時間等のコスト(資源)を使いながらそれ以上の価値を創造することである。新たな価値を生まない活動は遊びである。人間的成長こそが仕事の本来の目的であり、職場とはそのチャンスを得る場所である。自己の本質を発見し、自己を拡げたり、深めたりすることによって自己の価値と可能性を高める成長のための機会である。仕事とは損得勘定によって成立する経済活動であるからこそ、逆に仕事を通じて自分を損得勘定から解放する。これは人を愛することで損得勘定から開放されることと同じ。

人を判断しないとは、その人をそのまま受け入れるということ。何か言われてもそれで自分の価値が低くなるわけではない。ケンカは買わぬこと。仕事に使いこなされるか、使いこなすか。

生きる目的を「自分らしさの追求」に置くことで仕事はその為の道具、手段である。いかにして自分らしい人生、自分らしい毎日を送るかが基準。人生においてマイナスはない。すべて順調、予定通り。すべて自分が決めたこと。

以上