今日は矢本にある航空自衛隊松島基地まで行ってきました
ここは私が18歳からの5年間所属したブルーインパルスの部隊
基地に近づくに連れて周囲の異様さに息を呑みました
基地の周囲は田んぼに囲まれ、秋には黄金の稲穂が一面を覆います
その景色が一変してしまいました
10mを越す津波は海沿いの家々を一気に飲み込み、基地内にも容赦なく流れ込んだそうです
幸いにも隊員に被害者は出なかったようですが、格納庫まで水が入り、一機120億円するF2戦闘機18機が海水に浸かり稼働不能に陥っているようです
松島基地の滑走路は東北地方における最長クラスの滑走路として危機管理の重要な位置にあります
正門から基地内を眺めただけでヒッチャカメッチャカの状況が伺えます
一階部分は全滅で、食事は全て非常食、基本的連絡は無線のみという状況
隊員は外部に出ることなく隊内の復旧を優先させているようで、携帯電話も通じないため家族の安否がわからない状況だそうです
そんな中、被災四日目にして早くも滑走路が利用可能になったようで、自衛隊最大の輸送機、C130ハーキュリーズが離着陸しているのを見た時にはビックリしました
民間の仙台空港が復旧のめどがまだとされているなか、これで様々な支援物資が最短の距離で運ばれることでしょう
状況はまだまだ厳しい中、復興は確実に始まっています
ちなみに、ブルーインパルスは山口県の芦屋基地に展開していたため被害をまぬがれたそうです