経営者の心構え
従業員に万能能力を求めてはいけない。
経営者が求める自分と同じような能力を持った従業員などその会社には存在しない。
経営者がすべきことはマニュアルを作り、従業員が何をすべきかを丁寧に指導説明していくことである。
従業員がその会社で働く意識付けはすぐに生まれる物ではない。
従業員が自らその会社でのやりがいを見つけるわけではなく会社から与えられた業務をこなしていくことによって自分のやりがいを見つけていくのである。
従業員にはまず何をすべきかを説明できるマニュアルが必要である。
従業員自ら判断させて業務に当たらせることは難しいと思うこと。
従業員に経営者と同じ能力を求めてはいけないのだ。
古来より強い組織、軍団とはそこに一定の法則がある。
規律を守り訓練を通して組織員として自らの役割をきっちりと遂行できること。
適材適所を尽くせば個人的な能力の差はあまり関係なくなる。
自分ひとりの能力を最大限に引き出すことによって、組織としての力がつくようになる。
その時代にあった訓練カリキュラムと目標付けを行うことで力がつく。
そのためには変化をし続けることが必要であり、変化が行えなくなった組織は衰退する。
変化こそ成長の源であり、変化し続けることができるかどうかがその組織が成長できるかどうかの分かれ道である。
どのように変化すべきか、どの方向に変化すべきか、経営者と参謀はその道を間違ってはいけない。
間違えばその組織が立ち直れないくらいまで打撃を与えられる場合もある。
それでもリカバリーできるのは、エネルギーであり、そのエネルギーを生み出すことが必要である。
トップは常に悲劇的な状況でも悲観してはいけない。
その状況を自分自身の試練だと思って、良い経験をしたと思うことである。
毎回毎回成功することなどありえない。
3回に1回失敗するくらいのほうが後々良いのだ。
その失敗の後また成功を生み、それが変化につながっていくのである。
失敗を恐れてはならない。
失敗が永久に続くわけではないのだ。
成功すると確信して続けていく限り、いつかは成功する。
ただし、成功にも酔ってはならない。
成功し続けることも良いことではない。
成功者の失敗は自分にもやってくる
常に成功と失敗は隣り合わせであり、同じことなのだ。
成功や失敗は通過点であり、目標は自らの成長を目指すことなのである。