孫子の兵法【勝ちの形】

2011/02/13 13:30:58

テーマ:孫子の兵法

孫子の兵法【勝ちの形】

ヒット商品を真似る会社は、いつまでたっても自らヒット商品を作る事はできない
なぜなら、その商品を作るに至るプロセスを知らないから

外見や作品や味をいくら真似ても、そこにいたる試行錯誤やコンセプトが理解できなければ
市場で生き残りを続けられるものではない

創業者利益は必ず発生する

そこに安んじるか
なお、次の開発に携わるか

市場を回り、最終利用者の声を聞き、常に改善工夫することで
製品を洗練させていく

これこそが製品やサービスを送り出す側の視点
売れるものを作るのではない
売りたいものを作るのである

孫子の兵法【虚実篇】には以下のようにあります

故形兵之極、至於無形
無形
則深間不能窺
智者不能謀
因形而錯勝於衆
衆不能知
人皆知我所以勝之形
而莫知吾所以制勝之形

故其戰勝不復
而應形於無窮

ゆえに兵を形(あらわ)すの極は、無形に至る
無形なれば
すなわち深間(しんかん=敵のスパイ)も窺(うかが)うことあたわず
智者も謀(はか)ることあたわず
形に因(よ)りて勝を錯(お)くも
衆は知ることあたわず

人みなわが勝つゆえんの形を知るも(勝った形はわかっても)
わが勝を制するゆえんの形を知ることなし(なぜ勝ったのかはわからない)

ゆえにその戦い勝つや復(くりかえ)さずして
形に無窮(むきゅう)に応ず(同じ勝ち方はない)

以上