アンティーク ビーズ

2012/02/10 12:46:35

テーマ:ジュエリー

今回スリランカで見つけた超レアな一品。
直径12mm14.1ctの穴あきビーズ。
年代推定は3000年前。
出土地は聖地カタラガマ。

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聞くと、石は間違いなく天然サファイアで、当時の支配者か司祭が身につけていたモノとのこと。
本来なら博物館行きのまさに逸品!(◎_◎;)

歴史や時間を超えて持つ者を選び、護るパワーが石にはあります。
日本では翡翠製勾玉がそれにあたり、水晶や瑪瑙もそれに同じ。
ちなみにダイヤモンドの歴史は全然浅く、研磨の技術は15世紀になってからですから、古代の宝石にダイヤモンドはありません。

スリランカにおいては古来サファイアがその代表であり、古代イスラエルの王ソロモンがシバの女王に贈った石はスリランカ産といわれていますから、ならばサファイアであった可能性が大!
ソロモン王と同時代のサファイアに穴を開けてビーズとして身につけられるのは、余程の勢力を持った実力者だったのでしょう。
その石が聖地カタラガマから出土したということは、この地で埋葬された副葬品であったことが考えられるのです。
そのような石と出逢えるのは、ゾクゾクしますね。
見れば見るほど、コロンとした愛嬌と薄くクリアな青に神秘性をも感じさせてくれます(⌒▽⌒)