六道九界

2014/05/15 7:22:51

テーマ:満月斎実施記録

六道九界。天界、人界、修羅界、餓鬼界、畜生界、地獄。人は死後、生前の行いで行く世界がこの六つの中にあるという教え。

輪廻転生、人は生まれ変わる。

この六道、実は死後の話ではなく、今を生きる世界にも存在します。

天界とは、日々心安らかにゆっくり気持ちよく過ごすことができる世界。人界とは、四苦八苦に喜怒哀楽して生きる世界。四苦とは生老病死。八苦とは、愛している人と別れる苦、憎らしい人と会わなくてはならない苦。欲しいものが手に入らない苦。思い通りにならない苦。この世界こそが人界。修羅界とは、常に戦い続ける世界。競争し合い、疑い続け、権謀術数を極めて相手を打ち負かし、我が利益を最大限にしようとする世界。餓鬼界とは、常に足りないものを探し出し、足りない足りないと貪り尽す世界。畜生界とは、本能に任せ人として常軌を逸する行動に自制が効かない生きざま。地獄とは、すなわち地獄。

実はこの世界は、自分で選んでいます。この世を作るのは自分の意志。その意志でどこに生きたいかを決めれば、そこが生きる場所。

誰のせいでもない。すべての原因は自分にあります。

実はその上にある世界、声聞、縁覚、菩薩という世界の住人でさえ生まれ変わるのです。