飯田史彦著 生きがいの創造

2006/01/17 0:43:30

テーマ:神様のサイン・運気アップ

Ikigai
やっぱり出てきました。極めつけ。「生きがいの創造 新版」

人の道は慈悲、希望、信仰、愛などであり、生きている間にこの道を学ぶ必要がある。ある者は速く、ある者はゆっくりと。これらは切り離すことができず、すべてつながっている。大切なことは忍耐とタイミングである。すべてのことには時がある。あせってはならない。人生は多くの人が期待するような予定通りにいくことはない。その時々にやってくるものを受け入れ、そのときにはそれ以上を望まないこと。望みはいずれ必ずかなう。生命に終わりはない。人は決して死なないし、新たに生まれることもない。ただ、いくつもの異なる場面を通り過ぎていくだけ。幼くして亡くなったり、障害を持って生まれた子は生まれながらにしてなすべき目的を知っている。彼らはそれ以上成長する必要はなく、周りの人、特に両親を成長させるためにその子供として生まれてきた。

現代の日本は、人類の歴史上、他の時代や地域に類を見ない物質主義の企業社会となる。世の中の思考が企業の経済的合理性に支配される。企業とは極限まで肥大化した物質主義組織である。この世界に必要なことがバランスである。物質主義的観点とスピリチュアルな観点の両方を兼ね備えるバランスが必要である。人間は物質界で生活しているのだから、物質的なものを否定する必要はない。物欲、地位欲、名誉欲などからも様々な学びをもたらしてくれる大切な欲望である。それらを捨てることによって学ぶことと、それらを追求することによって学ぶことのバランスをとることが学びなのである。スピリチュアルなものばかりにとらわれてしまうと、せっかく物質世界に生まれていながら、目の前の物質的現実から逃避するのと同じことである。スピリチュアルに傾きすぎた者は物質主義の利点を理解すること、物質主義に傾きすぎた者はスピリチュアルなものの大切さを訴えること。何よりも重要なことは両者のバランスを取る人生に挑戦することである。

先生が最初に発表した論文からもう10年がたちました。この10年間に起きた変化は「百匹目の猿」現象のように世界各地に波紋を投げかけ、留まるところを知りません。年末には100ccもの脳内出血で倒れられ、奇跡であるにもかかわらず、準備していたかのように後遺症もなく順調にご回復のご様子
。復帰の暁には臨死体験者として、そして国立大学教授として、過去には誰もできなかった領域に踏み込まれることと思います。また、それが必要だからそのようなご経験をされたということを示されたものだと思います。これからも現世を生きていくための灯明を照らすかのようなご活躍を期待しています。そして、そのような時代に一緒に生かされているということにワクワクしながら感謝しております。