最近エジプトの歴史を見ていると、どうしても腑に落ちないことがある。
BC3150、いまから5000年前に発生した古王朝は600年後のBC2500年に絶頂期を向かえギザのピラミッド群を作り上げたといわれている。
この建造物は超人的であり今の技術をもってしても同じものを作ることは不可能。
エジプトにおいてはその後、技術は何故か退化し始め、超人的建造物は作られることはなかった。
このことは、よく言われるようにギザのピラミッドは既にそこにあって、あとから当時のファラオたちが利用したのではないかということもうなずける。
工芸品に関しては、BC1500年頃からツタンカーメンの時代までの200間年くらいに頂点を迎えるけど、これは人間としての技術研鑽だから納得は出来る。
この写真は去年ルーブルに行ったときに撮影したもの。
『テーベの小箱』と呼ばれる化粧ケースで、純度の高いプラチナが使われている。
BC700年前後の第25王朝のときに、今でも加工が難しいのに、こんなに精細に作られている。すごいね(^^)