『妙法蓮華経観世音菩薩普門品 第二十五』
「経」とはお釈迦様が話したコトバのこと。
したがって、お経には意味があり、唱えるとはお釈迦様の言葉を唱えていることになります。
その中でもこの『妙法蓮華経観世音菩薩普門品』は普通「観音経」といわれ、現在は法華経の25番目に登録されていますが、以前は独立したお経だったといいます。
このお経は観音菩薩について、お釈迦様が直接答えた形になっている数少ないお経のひとつ。
他のお経は、「お釈迦様は、こう言っていた」という形が多いですね。
有名な般若心経もお釈迦様が語った形になっています。
観音菩薩については、現世に生きる衆生を救済する仏として日本やチベットでとても信仰されています
日本の初期仏教を広めた法隆寺には何百体の観音菩薩像伝わり、今は上野の国立博物館の法隆寺館に安置されていますが、その光景は圧巻です。
チベットにおいても観音経はとても近しいお経で、その経筒を「マニ車」といい、この筒を一度回すと観音経を一回唱えたのと同じ功徳があるとされているのです
チベットにおいて観音経を唱える真言が「オム・マニ・ペメ・フム」
この言葉は観音菩薩を称える言葉
『オム(Om)』とは、悟りの道を開いて純粋な境地に到達することで、不浄の世界から純粋高尚な世界へと昇華することができるように。
『マニ(Mani)』とは、宝石を意味します。宝石の力が私たちの望みをかなえてくれるということです。
『ペメ(PADME)』とは、蓮の花を意味します。真っ黒な泥の中に生えていても泥に染まらない蓮は、私たちを救い出す智慧の本質を示しています。
『フム(Hum)』とは、分離できないものを意味します。智慧と道理秩序が調和することにより至る、純粋なる境地を表すのです。
満月斎では、このマニ車をモティーフにしたブレスもオリジナルで作っています
そこに石を載せることでさらに石のパワーを呼び込むのです。
このブレスを手首につけることにより、観音経と共に同じ功徳があるわけですね(^O^)/