アメリカが建国されてもうすぐ240年。私が研究する分野に
栄枯盛衰の科学がある。国の栄枯盛衰もまた然り。
一王朝が長く続く中国でいえば、漢代はよく400年と言うが、
実は真ん中で分断されており、前漢214年、後漢195年。
その後の世界の絶頂を謳歌する大唐時代も289年。
明は276年、最後の王朝、清は268年であった。
日本であれば、鎌倉時代141年、室町237年。
江戸時代で264年である。どの時代もその王朝や政権の
末期には常識が非常識になり、権力が横暴を極める。
アメリカは建国以来、自らの自由を自覚した上で、なんに
でも挑戦できるあらたな仕組みのトライアルの国。
ルールに則りさえすれば何でも出来る。その結果、1%の
大富豪と大多数の普通の国民を生んだ。人口はすでに
3億人になると言う。いまだかつて一政治形態で300年を
超えたところは人類史上ない。
国にも成長曲線があり、その週末の衰退期から交代期を
迎えようとしている大国は急速にその力の向かう先を替え
始めているように見える。
2008年は変化のはじまり、一の年。それはアメリカにも当
然適応される。次の歴史の始まりに向けて、すでに動き出
している。2014年、あと6年の間に時代は完全に変わる。
そのピークは2011年から2012年に来る。
マヤ暦の終わり2012年12月21日とは新たな世界の始ま
りなのである。アメリカでは当然、その先の研究もされている。