人は死なない

2012/03/18 13:55:56

テーマ:思うこと

印象に残ったお話し

73歳の女性
だんな様が末期癌で終末医療病棟に入院中
余命を宣告されたが、延命治療は考えていないとおっしゃる・・・

人は何回も何回も生まれ代わる

人の本質は二つ
魂のルーツと肉体のルーツ

肉体のルーツとは、自分を生んでくれた先祖のつながり
十代前には五百人からのDNAが今の自分の肉体に宿る

魂のルーツとは、自分のご縁の集まり
ソールグループとして今生ご縁を持つ
パートナーは、その魂グループの中でも強烈にご縁を持つ相手

今生、ご縁を持った相手は生まれ変わっても同じ相手が来る
何回も何回も同じ相手と縁を持つことでお互いを磨きあう

決して人は死ぬわけではない

肉体の死とはすなわち、形を変えて生き続けるということ
 
今回、だんな様の看病をするということは、その計画を生まれながらにお互いが役割として決めてきた。
今はそのシナリオを計画通りに実行しているということ
身に起こることに無駄はなく、すべて必要必然のタイミング

ただ、渦中にいるときはむやみに悲しくなったり、悔しくなったりするけどもそれも必要な経験
自分よりも先にだんな様が逝く予定を知らされて、でもそれは不幸なことでもなんでもなく、それも二人で計画した役割

こうお話をすると、涙ながらにコクリとうなずいて
「残った時間を二人で過ごすことで、勇気を持って彼を送り出すことができそうです」とおっしゃる。

そう、そのとおり。
無理に延命治療をするよりも、次の世の準備のため自然に寿命を全うさせてあげることこそ二人の約束
人は予定外に寿命が尽きることはありません
寿命こそ、人として生まれて喜怒哀楽を経験する最大の極み

彼女は何度もお礼をおっしゃりながら帰っていかれました。

死は悪ではなく単なる通過点
そこを理解しておけば怖いものはない
身に起こることはずべて必要必然なことなのです