幽霊っているんです

2011/11/13 12:14:26

テーマ:思うこと

幽霊っているんです。

今回の東北シリーズではたくさんのお話を聞きました。

● 18歳の娘さんとお母様を亡くされた女性
残された息子さんが仏壇の前でゲームをしていると、妙な音がしているのに気づきました。息子さんいわく、「ずっと聞こえてるんだよ」ということでしたが、屋根裏をバタバタと駆け回る音や足音をすり合わせる音が良く聞こえるのだそうです。

● タクシーの運転手さんのお話
夜中に一人で歩いている女性が近寄ってきて言うには
「私、生きているか死んでいるかわからないんですが、乗せてもらっていいですか?」
もう一度振り返ってみると、そこには誰もいませんでした。

● 夜更けに町道を走っていた方のお話
真っ暗闇の中ライトに浮かび上がった4~5人ほどのグループがこちらに手を振っている。
止まってみると、その中の一人が
「私たちは死んでしまったのでしょうか?わからないんです。ついてはお家まで乗っけていってもらえませんか?」
ということでした。ゾクッとして見上げてみると、道路わきには積み上げられた車の山。
そこは津波に流されてしまった車を集めた置き場でした。

● 興味本位で津波の現場にドライブに行った若いカップル
夜半、南三陸町から気仙沼に向かう国道45号線に出た途端、男性が道路を横切る足だけの人影を見つけました。
隣に座っている女性に言うと、彼女にも見えていた。
怖くなってすぐ引き返してきたそうです。

● 地震の後、津波の現場を写真に撮りに行った男性
車で写真を撮り終わった後、どうも背中に重いものを感じたがそのままにしていました。
何日か経ち、不意に肉が食べたくなった。
普段はそんな衝動が起こらないのに、変だなと思っていたらそれからというものいろいろなことを自分の意思ではない何者かに指示される様な気になってしまったそうです。
そんな折り、当時はどこも花火が自粛されていた中で、隣町で花火が実施されることが決まった途端、無性に花火を見たい衝動に駆られたそうです。
仕方がないので見に行ってみると、花火を見上げている時に肩の荷がすっと降りたような感触になり、それからというもの衝動が起こらなくなったといいます。

● 人の本質は魂です。
魂のルーツには二つあり、宇宙の本質であるスピリッツと、肉体の本質である霊。
人はこの二つの魂の記憶によって今生を生きています。
宇宙の本質であるスピリッツは、地球だけでなく宇宙のあちこちに転生を繰り返しながら自らを成長させるために生まれていきます。
肉体の本質である霊は地球上にとどまり、現在の肉体がなくなると次の肉体が見つかるまで少し休むようです。
チベットではその生まれ変わりが四十九日目であるといわれていますね。
ただ、肉体の本質である魂は、自らの肉体がいきなり亡くなったりするとその事実を受け入れられずに、残存思念としてこの地に残っててしまうことがあるようです。
その魂たちを成仏させるために初七日や四十九日にお経を唱えたりするわけですが、残存思念はその亡くなった時の物体に残っているため、車や建物に居続けてしまうようなのです。
その念は生前の姿かたちのまま残るため、勘の強い人やその念と波長が合ってしまう人などには、人そのものとして見えてしまうのが幽霊というものであり、古来からの説話はこの説明で納得がいきます。

もし、この方たちと遭遇した場合には、心静かにお経を唱えたり、安らかに成仏してくださいねとお話してあげることです。
むやみに怖がったり、間違っても面白半分にからかったりすることは避けることです。
気を向けるということは、その念と同調するということで、それこそ憑かれてしまうのです。
憑かれてしまったときには浄化をします。
神社仏閣を参拝したり、花火を見たり、お経を唱えたり。
浄化の方法はいろいろありますが、心がけることは追い払う気持ちではなくやさしく送ってあげる心がけ。

私なんぞは、ある方に十数体のお顔が見えるといわれたことがありました。
その日も満月斎を実施していた時で、どこかで憑いてきてしまったのでしょう。
私の場合は、毎朝お経を唱えていますので次に会ったときには別のお顔が見えるといわれてしまいましたが^_^;