考え方

2009/01/06 18:18:21

テーマ:思うこと

昨年来、経営体にとって銀行借入がとてもし易くなっています。

自治体にもよりますが、無担保保障協会別枠を使うと、最高で

二億円まで借入が可能なのです。

さて、借入が可能ということと借入を申請するか、ハタマタ実行

するかの決断は別物。

借入は必要悪であると言う前提において、自社の経済状況を

反映して必要額を申請するわけです。

ここで、その借入根拠についても考えなくてはいけません。

① 売上が下がっているので経費負担が厳しく借入したい

②運転資金を増やし積極的投資のために使いたい

③今は必要火急な時ではないが借り易いから借りておこう

上記の内、①は危険。今年から来年にかけて売上が戻る

算段があるならばOKですが、今の状況で売上が戻るような

対策を講じることができる企業はマレでしょう。いま、昨対で

90%を切っている企業が今年来年昨対で120%以上に戻すこ

とはなかなか考えづらく、将来の返済原資も借入によらざる

を得ず、間違いなくドツボにハマります。

では、どうすればいいか。

必要経費と思われる水準を下げ、出費を絞り込み、且つ売

上の向上のために最大限の工夫を重ねることしかありません。

②の考え方はまだ積極的。結果を期待しましょう(^^♪

③について。例えば、枠内で一億円を借りたとします。年利

5%で7年返済であれば、均等割りとして月の返済が160万円。

ということは一億円を原資として月に160万円の純利が残る

商売を展開することができるならば、7年後には丸々一億円

が残る計算♪

ちなみに年利回りでいえば20%を超えるもの。

こんな利回りの金融商品は有り得ませんので、やはり出して

入れる商売と言うことになりますが (^。^)y-.。o○

さて、何れを選んで経営していくか。考え方次第!

キャッシュフローは増やしたいけど、借入残高は増やしたく

ないし(^_^;

痛し痒しの決断に迫られている会社が多いようです。

30億の会社をやっている社長でさえ、今年、来年は腕の見

せ所!だそうです。

ウチはニコニコ現金無借金経営を目指していますケド(^_^.