占例

2006/11/29 18:08:06

テーマ:ブログ

中津満月斎で印象に残った占例

とても品のいいご婦人とそのお嬢さん。ご婦人の命式は「比肩」。この星は典型的な自助努力、独立独歩型。自分で決めたことを自分で突き進むことで道を開く力を持って生まれてきた。その努力が自らを磨きます、と、説明すると、「全くそのとおり!」と得心したように笑顔で頷かれる。お嬢さんは最近結婚して幸せな日々。こちらは問題ない。

すると、ご婦人が「実はもう一人いるんです」と、話し始めた。生年月日を聞いてみると、この子は「印」を持っている。「印」とは能力のことで、「何か能力をお持ちでしょ?」と聞くと、実はハンディを背負っていて、日々が介護に明け暮れている、という。

子供は親を選んで生まれてくる。多くの場合、子供は自分の成長をさせてくれることを知っていて親を選んで生まれてくるのだけど、今回は逆。親が成長させてもらうためにハンディを負った子が呼ばれて生まれてきた。この子は今生では成長する必要がないほど気高い魂の持ち主。だからこの子はすごい才能を持っている。ハンディを背負った子達は特に絵を描かせると素晴らしい絵を描く人が多い。美の神様の化身のようである。

そんな子が今生このご婦人の元に生まれた。これもご縁。彼女が必要とする学びを握って生まれてきた。だから、彼女の命式は「比肩」。誰に頼ることなく自分の力で生きていく。

彼女にとっての一つの心配は、親として先に私が死んだら彼女はどうなるの?ということ。でもその心配は決して現実にはならない。この子は自らのタイミングを知って生まれてきている。母親が自分の課題を克服すればこの子の今生の役割は終了。決して困ることはない・・・と、お話しした。そのときの彼女の安堵の表情がとてもよかった。涙とともに笑っていた。帰るとき、何度も何度もお礼を言われたことが印象的でありました。