組織の興亡

2011/03/05 11:26:27

テーマ:孫子の兵法

組織の興亡

組織の興隆と衰亡にはルールがある
興隆期・・・①周到な準備 ②連携 ③奇策
衰亡期・・・①準備不足 ②孤立 ③奇策

常道の策の必要性と危険性はうらはら

興隆期における周到な準備の結果の奇策は飛躍の可能性があるが、衰亡期における起死回生のための奇策はまずうまくいかない

組織のリーダーや経営者は今の状況が興隆期か衰退期かを判断し、どの程度準備され、連携できているのかを見極めること

追い詰められている時には決して奇策は取らないこと
常道に徹し、踏ん張ることで心に準備ができて連携に目が向く

奇策をいつ採用し、却下するか

興隆期と衰亡期のきっかけには必ず奇策が絡む

リーダーは、組織の準備体制に留意し、内外の連携を保ち興隆期であると判断すれば、奇策をピックアップしその採否を決する
衰退期であると判断した場合にはその策が奇策なのか常道なのかを見極めて採否する

危機管理において、官僚化し硬直化した人事しか行われない組織からは、組織員が保守化して保身を考えるため、大胆で柔軟で即時対応出来る発想など生まれるわけがない

歴史の法則は、戦いと平和、興隆と衰亡、栄枯盛衰である

組織は人が作るため、そこに加わる人間の選別により興隆や衰退を左右する

人や組織の時間的宿命は逃れることはできない

勃興期(誕生)→成長期(青年期)→興隆成熟期(壮年期)→衰退期(老年期)→滅亡(死)

いかに興隆の度合いを大きくし、その期間を長く持続させ、衰退を防ぎ滅亡を回避するか

諸行無常しかない。
すなわち常に変化である

以上