参拝の帰り道、たまたま湯島聖堂にある孔子廟を覗いて見ると開いていたので寄って来ました(^_-)
ここは元禄時代に創建された学問所で、孔子の教えがあちこちに残っています
この器は「宥坐之器」(ゆうざのうつわ)といって、荀子にある、
孔子曰、「吾聞、宥坐之器者、虚則欹、中則正、満則覆。」(虚なればすなわち傾き、中なればすなわち正しく、満つればすなわち覆る)という戒めの教えを実際に体現した器です。つまり、空のときは傾き、ほどよく水を入れると正しく水平を保ち、水をいっぱい入れるとひっくり返ってしまいます。実際にその仕組みを2550年ぶりに再現できたのが群馬の名工さんなんだそうです(^_-)
空のときは傾いていました
水を半ばまで入れると真っ直ぐになり、
それ以上いれて一杯近くまでくると、クルッとひっくり返って水が全部こぼれてしまいました(゚o゚;;
屋根の上にはピューマのような獣がのっていましたが、鬼龍子といって、孔子のような聖人がいるときに出現する聖獣なんだそうです
さぁこれで無事に三が日も過ぎました(^_-)
明日からは平常業務に戻ります(^O^)/