倶生神
「閻魔様はお見通し」といいますね
なぜ、閻魔様はどこの誰だかわからない人間の生前の行状がわかるのでしょう?
実は、人には生まれたときから、その人の肩に乗って行状を記している神様がいらっしゃるのですね
その神様を倶生神(くしょうじん)といいます。
その神様は二人いて、左肩には男の神様が善行を、右肩には女の神様が悪行を記録するために乗っています。
人は死後三十五日目五七日忌の時、閻魔様の裁きを受けるのですが、その時にこの二人が両肩から降りて、その人の生前の全ての行状を閻魔様に細大漏らさず奏上するのだそうです。
口では如何様にも出来ますが、やって来た事はすべてお見通しとは、この事をいうのですねσ(^_^;)
その時に弁護してくださるのが観音様であり、生前にお経を唱え功徳を積む事で、罪が許されたりするわけです(^-^)/