ちょっと先ほどの話に付随して「快楽」について
巷では「快楽」というと、ツイツイいかがわしい方向へ
行きやすいのですが、本来人間にとって「快楽」とは「ご褒美」
のこと。ヒトは脳内分泌物質のドーパミンがでることで快感を
感じます。その量は、その結果としての快感を感じる寸前まで
いかに努力してきたかによります。
現代はストレスは悪と考えられていますが、適度なストレスは
大変大切なこと。ノホホンと日々を暮らしている人ほど「刺激が
ない」「感動がない」というのは、その快感を手にするための
行動やストレスを経験していないから。
適度なストレスと緊張感を持ったうえでその状態を乗り切った
時に快感物質であるドーパミンが大量に放出され、自己認識
や自信を高め、自己充実を感じることができるのです。
なるほどと思ったのは、考えていたり挑戦するだけではダメで
結果を出すまでやりとおすことで快感は最高潮に達するという
こと。頑張った結果をほめられることで脳が強化されて、考え
方や行動が変わっていくということ。
途中で諦めてはだめだということですね。
古くは仏陀の時代から中村天風氏や安岡正篤先生が唱えたり
体感や経験では感じていたこの原理を、茂木先生はわかりや
すく説明しています。
「脳を活かす」シリーズ。是非ご一読を(^_-)-☆