不思議な夢をみた。
三年前に亡くなった父親が初めて私の夢に出てきた。
彼は向こうの方で「早く来いよ!」と叫んでいる。
いってみると、そこには透き通る川が流れ、鮎がたくさん泳いでいるのが見えた。
![photo:01](http://mangetsusai.com/images/o0480036012219510570.jpg)
彼は江戸っ子のべらんめえ口調で、
「なにやってんだよ!ズボンが濡れちまったじゃねえか!早く来いよ!」
と、タバコをくゆなしながら叫んでいる。
私は水が深そうだし嫌だなぁと躊躇していると、傍から先日亡くなった弟がどうした訳か現れ、難なく向こうに渡ってしまった。
父親は吸っていたタバコを川の水で消しながら、
「早くいくぞ!待ってたんだからよ!」
と、彼に言うと岩陰にスタスタといってしまった。
この夢は、やっぱりあれが三途の川で、弟は無事に向こうに渡れたというコトなんでしょう。
いつもはすぐに消えてしまう夢の状況が、いまでもとてもリアルに光景が浮かぶのです。