【商品戦略】

2011/02/14 17:38:20

テーマ:孫子の兵法

【商品戦略】

●すべての商品にはライフサイクルがあり、絶えず商品のバランスを考えポートフォリオを組むこと。将来を見据え、入れ替え、多角化を進める。
①ホープ=明日の担い手・・・成長力大、魅力度大。
②泉=今日の担い手・・・売上、粗利の多くを占める。成長力小、魅力度大。
③問題児・・・成長力大、魅力度小。
④枯れ井戸=過去の栄光・・・ライフサイクルの終了品。成長力小、魅力度小。

●商品の説明
・商品説明マニュアルを作ること
・商品説明で重要なことは他社との違いの強調とユーザーにもたらされる利益の説明ができること。

●ライフサイクル終了品の早期撤収。

●プロダクトミックス・・・モデルチェンジやスタンダードに対してのデラックス品。

●商品の組み合わせは「攻めの商品」と「守りの商品」のバランス。
①攻めの商品・・・特定市場、用途に絞り込んだ弱者の戦略による物。
②守りの商品・・・市場力、占拠率、成長性、収益性によって支えられる商品。

●商品の組み合わせは自社の持っている商品を最も重要な物から一列に並べるポートフォリオの発想。その中からカットあるいは撤退する商品を決めること。

●MDにおける差別化法
①2次機能における差別化・・・1次機能=材質、品質。2次機能=サイズ、パッケージ、デザイン。
②組み合わせによる差別化・・・別のイメージを作り上げる。
③おまけ、景品、プレミアム・・・インセンティブをつけること。
④用途別・・・小学5年生向け文具、リッチなお年寄り向け企画ツアー、妊婦向け書籍。

●流通チャネルの差別化・・・直接、間接販売。
・直接販売・・・成長商品であること。特定の地域、限定販売。市場の規模が明確な物。

●強者は差別化するのではなく2位以下にミートする。
・ツーブランド戦略・・・強者の戦略。弱者が出した商品と同種で価格の高い物と、安い物の2種を出し、挟み撃つ。

●差別化がもっとも必要なのは2位企業。1位に対し差別化し、3位に対し攻撃する。

以上