七宝ブレスの素材が集まりました。

2011/09/01 22:49:19

テーマ:ジュエリー

七宝とは、古代仏教経典に典拠を持つ宝石群のコト。
金銀(摩尼車)、瑠璃(青珠、ラピスラズリ、サファイア)、玻璃(水晶)、瑪瑙(天珠)、珊瑚、琥珀、真珠。

唐に渡った空海が当時の皇帝から下賜されたと伝わる念珠は純金、琥珀珠、瑪瑙珠で出来ています。

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経典には、西方極楽浄土や須弥山はこの宝石で出来ていると説かれています。
その宝石を身につけるコトは、すなわち仏国土にいるも同じ。

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いま、ご提供出来る最高の素材が揃いました(^-^)/

ちなみに原典の意訳は以下の通り。

後秦の鳩摩羅什訳『仏説阿弥陀経』にある極楽国土の説明。
【又舍利仏。極楽国土有七宝池、八功徳水充満其中。池底純以金沙布地。四辺階道、金銀琉璃頗梨合成。上有樓閣、亦以金銀琉璃頗梨車赤珠馬瑙而厳飾之】
「また舍利仏よ、極楽国土には七宝の池が有り、八功徳水其の中に充満す。池の底は金沙の布地を以ってつつむ。四方の階道は、金・銀・琉璃・頗梨で出来ている。上に楼閣有り、亦た金・銀・琉璃・頗梨・車・赤珠・馬瑙を以って,厳かに之を飾る。」
(極楽国土には七宝の池があり、その四方の階道は金・銀・琉璃・頗梨で造られている。またその上方の楼閣は金・銀・琉璃・頗梨・車・赤珠・馬瑙といった各種の宝石で装飾されているという。)

鳩摩羅什訳『妙法蓮華経』巻四,信解品には、ある富豪の持つ財宝として倉に溢れる幾つかの宝石、金・銀・琉璃・珊瑚・虎珀・頗梨珠の名をあげています。
【其父先来求子不得。中止一城。其家大富財宝無量。金銀琉璃珊瑚虎珀頗梨珠等。其諸倉庫悉皆盈溢。多有僮僕臣佐吏民。象馬車乗牛羊無数】
「其の父は先来、子を求むるも得ず、一城に中止す。其の家は大いに富み、財宝は無量なり。金・銀・琉璃・珊瑚・虎珀・頗梨珠等は,其の諸の倉庫に悉く皆、盈溢す。多くの僮僕・臣佐・吏民有りて、象・馬・車乗・牛・羊は無数なり」

隋の闍那崛多等訳『起世経』巻一,閻浮洲品には以下の通り。
【諸比丘。須弥山王、在大海中。下狭上闊、漸漸寛大。端直不曲。大身牢固。佳妙殊特、最勝可觀。四宝合成、所謂金銀琉璃頗梨】
「諸の比丘よ。須弥山王は,大海中に在り。下は狭く上は闊く、漸漸にして寛大なり。端は直なりて曲らず。大身牢固として佳妙なること殊特なり。最勝にして観る可し。四宝合成す、所謂金・銀・琉璃・頗梨なり」

【諸比丘。須弥山王、上分有峰。四面挺出、曲臨海上。各高七百由旬、殊妙可愛。七宝合成、所謂金銀琉璃頗梨眞珠車瑪瑙之所荘挍】
「諸の比丘よ。須弥山王は、上分れて峰有り。四面挺出し、曲りて海上に臨む。各おの高さ七百由旬なり。殊妙にして愛づ可し。七宝合成す、所謂金・銀・琉璃・頗梨・真珠・車・瑪瑙の荘挍する所なり」