昨年来、経営体にとって銀行借入がとてもし易くなっています。
自治体にもよりますが、無担保保障協会別枠を使うと、最高で
二億円まで借入が可能なのです。
さて、借入が可能ということと借入を申請するか、ハタマタ実行
するかの決断は別物。
借入は必要悪であると言う前提において、自社の経済状況を
反映して必要額を申請するわけです。
ここで、その借入根拠についても考えなくてはいけません。
① 売上が下がっているので経費負担が厳しく借入したい
②運転資金を増やし積極的投資のために使いたい
③今は必要火急な時ではないが借り易いから借りておこう
上記の内、①は危険。今年から来年にかけて売上が戻る
算段があるならばOKですが、今の状況で売上が戻るような
対策を講じることができる企業はマレでしょう。いま、昨対で
90%を切っている企業が今年来年昨対で120%以上に戻すこ
とはなかなか考えづらく、将来の返済原資も借入によらざる
を得ず、間違いなくドツボにハマります。
では、どうすればいいか。
必要経費と思われる水準を下げ、出費を絞り込み、且つ売
上の向上のために最大限の工夫を重ねることしかありません。
②の考え方はまだ積極的。結果を期待しましょう(^^♪
③について。例えば、枠内で一億円を借りたとします。年利
5%で7年返済であれば、均等割りとして月の返済が160万円。
ということは一億円を原資として月に160万円の純利が残る
商売を展開することができるならば、7年後には丸々一億円
が残る計算♪
ちなみに年利回りでいえば20%を超えるもの。
こんな利回りの金融商品は有り得ませんので、やはり出して
入れる商売と言うことになりますが (^。^)y-.。o○
さて、何れを選んで経営していくか。考え方次第!
キャッシュフローは増やしたいけど、借入残高は増やしたく
ないし(^_^;
痛し痒しの決断に迫られている会社が多いようです。
30億の会社をやっている社長でさえ、今年、来年は腕の見
せ所!だそうです。
ウチはニコニコ現金無借金経営を目指していますケド(^_^.