孫子の兵法【算多きは勝つ】

2011/02/07 19:05:19

テーマ:孫子の兵法

何かコトを始めるに当たっては、どれほど有益な情報を握っていてるかが、

勝負の分かれ道

自らの経験のみならず、進もうとする道の情報をわかる限り把握した上で

進むのがよいということですね

計画の段階で勝算があることが大切で

勝算も何もなくただやってみようというのは愚の骨頂

「勝つ」という言葉は、「うまくいく」という言葉に置き換えると

わかりやすいかも(^_-)-☆

孫子始計篇にある原文と読み下し文は以下のとおり

夫未戦而廟算勝者、得算多也
未戦而廟算不勝者、得算少也
多算勝、少算不勝、而況於無算乎
吾以此観之、勝負見矣

それいまだ戦わずして廟算(びょうさん)して勝つ者は、
算(さん)を得ること多ければなり。
いまだ戦わずして廟算(びょうさん)して勝たざる者は、
算(さん)を得ること少なければなり。
算(さん)多きは勝ち、算(さん)少なきは勝たず。
しかるをいわんや算(さん)なきにおいてをや。
われこれをもってこれを観(み)るに、勝負見(あら)わる。

廟算の廟とは先祖のお墓のこと。古代中国の王族の墓は家のようなつくりで、

祖先が眠る前で国家の計を判断したので、廟算といいます